株主総会の動画を文字化したい企業様にとって、文字起こしサービスは欠かせません。
文字起こしという煩雑かつ細やかな、手間のかかる作業を請け負ってくれる外注サービスを利用することで、自社の貴重なリソースが本業以外のところで浪費されてしまうことを避け、動画や音声から効率的に、正確で読みやすく、価値の高い文章の記録を作成することができます。

「価値の高い」とは、どういうことでしょうか。例えば、誤字や脱字が含まれていると信頼性が損なわれ、その文章の価値は著しく損なわれてしまいます。株主総会の議事録は、主に出資者さま向けの情報発信になりますので、基本的な事実の誤認などあってはならないのはもちろんのこと、誤読を引き起こすおそれのある言葉遣いや文字遣いは何としても避けたいところです。総会での発言には、時として乱暴なものもあるのですが、それをどう処理するかといった、依頼主企業の意を汲んだ高度な判断ができるのも、人工知能にはできない専門業者ならではの付加価値といえます。

動画を文字起こししたうえで自動索引システムに保存しておけば検索性が高まるので、会議のメモを探す手間を省くことができ、必要な情報に素早くアクセスすることも可能になります。また、起こした文字を使って動画に字幕を入れることで、株主のみなさまには映像コンテンツを理解してもらいやすくなり、企業としての信頼性をより高めることにつながります。

字幕が動画に表示されることは、株主のみなさまのみならず、耳の不自由な方々にとっても、株主総会で発信したい情報の理解を深めていただくうえで大いに役立ちます。企業の社会的責任としてバリアフリーに積極的に取り組んでいるというメッセージを、動画を視聴するステークホルダーの方々に字幕を通じて伝えることもできるでしょう。

株主総会

株主総会から価値を引き出すために

株主総会を正確かつ効果的に記録し、議事録を作成することで、何が審議されたかを知ることができます。株主総会の記録を作成し公開することで、会社への信頼や投資家間のコミュニケーションの促進、様々なニーズや悩みの把握に活用できます。参加できなかった投資家や株主の方々に対して、最新のニュースや情報を提供する事にも役立ちます。

議事録は、自社と関わりが深いステークホルダーはもとより、そうでない相手の目に触れることがあるかも知れません。その場合にも、自社が何をしている企業なのかを知ってもらううえで、有効な媒体となり得ます。

株主総会における質疑応答の時間は、総会のなかでも極めて緊張感に満ちたものになります。文字起こしは音声を文字列に変換する行為ですが、無味乾燥な文字の羅列ではなく、その場の臨場感と合わせて記録にとどめて後世の読み手に伝えることができるのは、ややもすると聞き流してしまうような抑揚やニュアンスなどを忠実に聞き取って言葉で表現することのできる専門業者ならではの職人技といえます。

株主総会から価値を引き出す

文字起こしサービスを依頼することで株主総会が変わる8つの理由

文字起こしサービスを利用することで、株主のみなさまへ正確な情報を提供できます。
ここでは、文字起こしをご利用いただいているお客様方からよくお伺いする幾つかの理由をご紹介します。

1.費用対効果が高い

文字に起こしたい動画や音声の時間数に応じた従量課金制のサービスを選べば、スタッフを別途雇用して社内で新しく文字起こしチームを立ち上げるよりも、費用対効果の面で有利です。信頼できる文字起こし業者を選べば、セキュリティについて不安なく、手頃な価格で品質の高いサービスを受けることができます。

2.正確さ

正確さと信頼性の側面からも、文字起こしサービスを利用するメリットがあります。プロが書き起こした文章によって動画字幕やキャプションが整理されることで、株主総会で議論された内容をより正確かつ的確に把握できるようになります。

3.効率的であること

文字起こし業務に時間やマンパワーといった自社内の貴重なリソースを費やす代わりに、文字起こしサービスを活用してプロセスを迅速化することができます。自社内の要員が本来業務を抱える中で文字起こしにも片手間で従事しなければならないのに比べると、プロの手がける文字起こしは、大量のデータをデジタル化するスピードが段違いに速いのです。

4.柔軟性・一貫性がある

文字起こしサービスは、納品する成果物の仕様を柔軟に選べます。文字に起こす言語や言い回しを、お客様のご要望に合わせることができます。文字に起こしたテキストのレイアウトや字幕の形式も調整することが可能です。株主総会は、会社が存続する限り定期・不定期に開催され、議事録の蓄積はその会社の歴史そのものといえます。信頼のおける文字起こしのプロに委託すれば、いつの議事録を紐解いても、ぶれやゆらぎがなく、読み手は違和感なく読み進めることができるので、自社の公的な記録としての価値も増すと思われます。

5.動画の利便性向上

映像コンテンツの内容を視聴者が理解するのをサポートするうえで、文字情報はたいへん強力なツールとなります。映像に字幕がついていれば、例えば音を立てることが憚られる状況下でも、視聴者は再生の音声に頼ることなく映像の内容を理解することができます。また、音声が文字情報として可視化されることにより、視覚から得られる情報量が増えるので、耳の不自由な方でも映像コンテンツを理解しやすくなるといったメリットもあります。

6.自動インデックス作成

文字起こしサービスには自動索引作成システムを採用しているものもあります。オウンドメディアとしての自社ウェブサイトに検索機能つきのページを用意し、そこから株主総会の議事録を検索できるようにしておくことも有効です。これにより大量の文字データの中から目当ての記録を素早く参照できるようになります。社外のステークホルダーにとどまらず、社内でも活用されることでしょう。

7.企業に対する理解や信頼の向上

字幕の活用や、書き起こしの表現を読みやすいものにすることで、会議で議論された内容を視聴者が十分に理解し、その場で何が起きていたのかを余すところなく把握できるようになります。文字起こしを通じて視聴者の理解が深まるよう行き届いた配慮を尽くすことで、自社への信頼を向上させ、お客様の離反を未然に回避するのにも役立ちます。

8.検索性

文字起こしサービスを利用することで、自社のウェブサイトに掲載しているコンテンツへのアクセスを容易にするキーワードやフレーズを、迅速かつ的確に抽出することが可能になります。インターネット上の膨大な数のコンテンツから、ユーザーが自身にとって価値のある情報に辿り着ければ、自社のコンテンツをより肯定的に評価してもらえる事が見込めます。

 

このように、文字起こしを専門業者に外注することには多くのメリットがあります。
文字起こしサービスを行っている企業には、音声データを素早く正確に文章として提供するためのスキルと専門知識を備え、経験も豊かなプロフェッショナルのスタッフが揃っていますので、必要に応じて委託することにより、自社のリソースを本来業務に集中させることができ、生産性を向上させることが可能です。

結論

開催された株主総会の資料の正確性、適時性、利便性を保証したい企業にとって、文字起こしサービスの利用は重要といえます。文字起こしサービスを利用することで、動画コンテンツや公開資料の検索性、閲覧性を向上させることができます。用途に応じて適切に活用していただければ幸いです。